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塾長あいさつ
はじめまして。遊成塾の高松範行です。すべての子どもに目が行き届くようにこぢんまりとした教室にしている遊成塾では、 アットホームな雰囲気の中、子どもたちには落ち着いてじっくりと学んでもらっています。あまり積極的な宣伝活動をしていませんが(来られているお子様には 無関係なのでついつい…)、口コミやホームページをご覧になられて関心を持っていただき、きちんとお話をした上で納得してお子様を預けてもらえることに本当に感謝しています。
ここでは、遊成塾の教育をはじめ、私が子どもを指導してきた中でいろいろと感じたことや想ったこと、考えたことを述べたいと思います。
わたしは学習塾をどこにするのかを決めることは、マイホームの購入の次ぐらいに慎重になるべきものだと 思っています。なぜなら、学習塾の決定は、学習塾に通わせないという選択肢も含めて、家庭環境の次に子どもの成長に大きく影響を与えるものだと考えるから です。本当は子どもの教育は家庭と学校で事足りたはずなのですが、現在はそれが難しくなっています。実際に、私も自分の子どものために、他の習い事とも比 較しながら、子どもにプラスになるのであればという考えで学習塾を探したことがあります。皆様も同じような気持ちだと思います。皆様が学校を選ぶ、習い事 を選ぶ、学習塾を選ぶときに、少しでもお役に立てれば幸いです。
中学生・高校生のきみへ これが「塾長の本心」!
「真面目に授業を聞いてもよく分からない」
「勉強してもテストで点数が取れない!」
きみが全く勉強していないなら仕方がないけど、「自分ではそれなりにやっている。そんなにさぼっているわけじゃない」というならば、それはとても素晴らしいことです。でも、それで思った結果が出ていないならば、逆にちょっとマズくないですか?
「でも、やっても結果でないし。そりゃ、ずっと勉強してるわけじゃないけど、授業はぼちぼち真面目に聞いてるし、宿題もだいたいはこなしているし…。でも、してないやつよりできないんだよね」
正直にいいます。それは勉強のやり方がうまくないのです。正しく勉強をして成績が伸びない生徒を私は見たことがありません。だから、きみも勉強のやり方を変えれば必ず上手くいきます。ただ、正しく勉強する方法は誰にでも身に付けられるわけではありません。条件は2つ。
- 条件1 「勉強をがんばらないと」って思っている
- 条件2 人の話に耳を傾けて勉強法を変えていける
ところで、きみの勉強の仕方が良くないのは、実は正しい勉強法を教わっていないからなんです。ですから、それを知ってやり方を変えないといけません。でも、一度ついた癖はなかなか直しにくいのも事実。
そこで、ちょっと私たちの話に耳を傾けて、勉強のやり方を修正していって欲しいんです。これが条件2です。勉強のやり方を変えることはとても大切なこと。だって、それさえ変えれば、同じ勉強時間で今よりできるようになるんですよ!
きみがもし、条件1と条件2を満たすなら成績は必ずあがると断言できます。過去100%上がっていますから。
ちなみに「勉強しまくる」という条件はありません。成績は勉強時間で決まるんじゃありません。実は勉強法が良くなっていけば、きみが必要だと思っている勉強時間の半分ぐらいで十分なのです。
興味があるなら、一度、お話を聞きにきてください。別に授業を取らない限りお金なんていただきませんし、勧誘も特にしませんから。
塾長の本心2 塾の実態
塾といえども会社です。ですから営利目的で行っています。正直に申しますと、私もそうです。一生食べていけるだけの資産を持っているわけではないですし、それはご理解いただけると思います。
しかし、塾にはもうひとつの目的があります。それは子どもの教育です。これは塾が教育機関であるためには必要不可欠な目的でしょう。で あるにも関わらず、これを忘れてしまっている塾が多いこと…。私が教育に関心を持ちこのような仕事に携わった中で、この実態は私をもっとも落胆させまし た。
教育の最終学年にあたる高校生の学力を見る限り、明らかに10年前より劣っていると感じます。一部では「ゆとり教育」の結果だといいますが、さまざまな先生や書籍、情報を総合するとそれは間違いだと考えざるを得ません。
「ゆとり教育」の大きな問題点は学習時間の減少と言われます。すなわち、勉強してないというわけです。もっともらしいですが、それは学校の授業時間 を意味しているだけです。実際には、ほとんどの子どもが広い意味で塾(そろばんや英会話も含めて)に通っています。今の子どもは昔の子どもと比べて学習時 間は多いのではないでしょうか。
そう考えると、子どもの学力の低下の理由はどこにあるのでしょうか。私は塾の教育ではないだろうかと思います。本来、子どもの学習を補うべき教育機関としての塾が、営利目的のためだけの会社に成り下がってしまっているからではないでしょうか。
正直に申します。高校生を指導してきて感じたことは、小学生のときから塾に通っている子どもの方が勉強との関わり方が悪いです。勉強に対する姿勢や授業態度、勉強法が全くできていません。
営利目的としての塾が必要とするのは、合格実績だけです。理由は、教育はサービス業であるが故に、そのサービスで何が得られるのかとい うことをいう以外にサービスの宣伝ができないからです。そして、子どもの成長を数値化できない以上、合格実績の数字だけが唯一のサービス内容の明示という ことになってしまうのです。それで、塾は合格実績の向上だけを経営理念とし、商売をしていくのです。
このことを端的に示す事実としては、これほど塾があるのに身近な受験を目的とした塾がほとんどであるということです。教育というものを 受験と合格実績でしか表現できないことにとても悲しくなります。これにより大きな損害をこうむるのは子どもたちであり、高校生になると厳しい現実を突きつ けられることになります。
受験を扱うことが悪いとは全く思いません。しかし、入学した後のことも考えた指導を行ってほしいものです。